知見の蓄積
弁護士になって1年が経ちました。
1年やると経験といえるほど大層なものではないにしても、「こうしたほうがよかったなあ」「つぎからはああしたほうがいいなあ」という気付きや、「あっ、この争点、この前別の事件でも・・・」みたいなのやらがそれなりに溜まってきます。
こういう知見はどこか一か所にまとめておいたほうがいいなあと思っていたところ、昔使っていたevernoteってやつがだいぶ便利になっているという話を聞きつけました。
じゃあevernoteで一元化するか~ということで、勢いのままevernoteに課金し、さっそく今まで貯めていたwordやらを掘り返してせっせこevernoteに放り込んでいます。
今放り込んでいる分は過去の蓄積でしたが、今後どうやればめんどくさがりな自分でもそれなりに続けられるのかを考えて、考えたことをブログに残しておこうというのが今回の記事の趣旨です。
クソ長え前置きでしたが、本題に入ります。
私が蓄積したら後で役に立つと考えているもの(というかこの1年で蓄積できた知見)は次の2つに分類することができます。
①ヒヤリハット事例と案件の進め方、手続き上の留意点
②各争点について調査した際に当たった文献と当該争点についての解説
この2つをtodayeeというアプリ(高くはないですが有料です。まあ無料の無限倍の値段するので高いとも言えます)をつかって蓄積していけないかと今は考えています。
ちなみに、todayeeは投稿を日付ごとにひとつのノートにまとめてくれる便利アプリです(今まではツイッターみたいに起きた出来事をその場で投稿し、最終的にひとまとまりの日記するという使い方をしていました)。
知見の収集方法は下のとおりです。
- 仕事上のヒヤリハットや進め方の集積
今後気を付けたほうがいいなあと思う出来事がある都度、その場でtodayeeを起動し、思ったことを書いて投稿します。
暇なときに日記を見返して、日記から知見になりそうな部分を回収し、事件類型ごとに作成されたノートブック上の「留意点」ノートにコピペします。
これを繰り返せば、日々のヒヤリハットを投稿するだけで、事件類型毎の気を付けるべきポイントが記載されたマニュアルが完成するという寸法です
- 文献などで調べた争点についてのメモ
リサーチの際、文献を読み終えるたびに読んだ文献とページ番号をtodayeeに書きます(その際、かっこ書きで何について調べたのかも記載しておきます)。
各分野ごとに作ってあるノートブックの下に争点ごとのノートを作ります。
そこに文献をコピペしていきます。
お客さんに示すレジュメを作成する必要がある際は、ノートにレジュメのコピーを記入します。
そうすると将来的には当該争点についてのまとめノートが作られていくだけでなく、当該争点について自分が当たったことのある文献が一覧になっている索引が完成することになるのではないかと目論んでいます。
とりあえずこの方法は今日から試してみるので、また何か気付きがあったら追記します。